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日頃より、岐阜県の土木行政の推進にあたり、郡上建設業協会の皆様には格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
令和5年12月に郡上土木事務所長兼長良川上流河川開発工事事務所長を拝命して2年が経ちました。郡上の赴任は18年ぶり2回目で、当時計画されていた道路・河川が出来上がり、若かりし赴任時を懐かしく思い出しています。町の形は変わりつつも、郡上の人の心は昔と変わらず、優しく職員を迎えていただき感謝いたします。
記録的な猛暑に見舞われた今夏でしたが、雪の便りが届く季節になりました。雪は厄介な一面もありますが、水源の涵養やウインタースポーツなど私たちの暮らしに恵をもたらしてくれます。昨年度の降雪量は近年になく多かったですが、貴協会の皆様や地域の皆様に除雪の協力をいただき、冬期の経済活動を支えることができました。重ねて感謝申し上げます。
さて、令和7年度を振り返ってみますと、冬期閉鎖を行っていた県道で融雪に伴い道路施設が被災した災害を皮切りに、6月23日には大和町から白鳥町にかけて豪雨に見舞われて河川施設や道路施設が壊れる災害が発生しました。8月、9月にも災害が発生しましたが、いずれの災害においても住民の皆様が巻き込まれるような被害はなく、胸を撫でおろしています。被災した現場においては、災害応援協定に基づき、貴協会員の皆様に迅速な応急復旧を行っていただき、地域の安全・安心な生活を守ることができました。11月末時点で土木事務所としては30箇所の災害を申請し、7億9千6百万円余の査定決定をいただき復旧工事を進めています。
また、かねてより用地買収を進めてきた国道256号那比工区において、工事に着手して槌音を響かせることができました。内ケ谷ダムにおいては、ダム本体コンクリートの最終打設を行い、完成に向けて着実に工事を進めています。
最後になりますが、これから本格的な除雪シーズンを迎えるにあたり、地域の経済活動を支え、地域の安全・安心を守るためには、建設業の機動力が不可欠です。何卒、ご協力をお願いいたします。
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